大門 開山以来、表玄関の役割を果たす高野山一山の総門。九度山町の慈尊院から続く町石道の表参道を上ると、ここからが山内となる。開創当時は現在の位置から500m下の九折谷の谷底に木の鳥居があった。高さ約25mの現在の朱塗の楼門は、宝永2年(1705)に再建されたもの。昭和61年(1986)にも大がかりな解体修理が行われた。大門の両脚に構える高さ4.8mの力強い金剛力士像は、阿形像を仏師康意が、吽形像を法橋運長が造ったとされている。ここからの眺望がよく、晴れた日には山並みの向こうに紀淡海峡から淡路島まで望める。また、大門の左の赤い鳥居から原生林に囲まれた山道を約600m登ると、高野山最高峰の弁天岳に至る。
かさ國 金剛峯寺御用達の和菓子店。みろく石1個110円は、奥の院にあるみろく石の形をした菓子。願い事が叶うといわれ、山内の宿坊などでもよく出される。ほどよい甘さのつぶ餡が入っている。店内では参拝者にほうじ茶のサービスもあり、歩き疲れたらここでひと休みするのもよい。秘伝の仏手柑の餡を使った最中三鈷の松6個入り1000円など、ほかにも高野山ゆかりの銘菓が数種類ある。
御菓子司 さゞ波 老舗和菓子店。名物は昔風味の酒まんじゅう。創業以来受け継がれた米麹を壺の中で自然発酵させること48時間。手間をかけて作られる逸品。大量注文の場合は2日前までに要予約。その他名鐘もなか 高野四郎、銘菓 八葉、高野三山をはじめ、山内各寺院の茶菓子として季節に合わせた生菓子等製造販売している。
温泉寺 龍神温泉元湯前の高台に立つ温泉寺は、弘法大師が開湯の折に瑠璃光薬師如来[るりこうやくしにょらい]を安置した草庵が始まり。宝永2年(1705)に明算[みょうざん]という僧侶が頑固な腫れ物を治した礼に薬師堂を再建したといわれる。