多度津町立資料館 多度津町は弥生時代から稲作が行われ、中世には香川氏が本拠地として西讃地区を治めていた。元禄7年(1694)京極高通を初代藩主として多度津藩が誕生。天保9年(1696)5代藩主高琢の時代に多度津港の基盤が築かれて以来、北前船の寄港地及び金比羅参りの船付場として繁栄した。明治以降、近代産業発祥の地として、また四国の玄関口として栄えた町の歴史を紹介している。
屏風ケ浦 海岸寺 奥の院にある大師堂は玉依御前[たまよりごぜん]が弘法大師である空海を出産したと伝わる産屋跡。唐の国より修業後、空海が開山した最初の真言宗の根本霊地でもある。敷地面積8万坪を誇り、境内が海に面した珍しい寺で夏は海水浴やバーベキューで賑わう。日本全国から集められた花木(アジサイや竹、桜、萩など)で四季折々の自然が楽しめる「まんだら園」も魅力的。毎月28日10時から行われる護摩には全国から大勢の信者が集う。四国別格二十霊場18番札所、四国三十六不動霊場31番札所、讃岐十二支霊場卯年守り本尊文殊菩薩札所。
桃陵公園 瀬戸内の青い海と多島美を背景に、1500本のソメイヨシノが植わる桜の名所。多度津港を見下ろす丘にあり、市街をはじめ瀬戸内海の眺めが良い。四季折々の花が美しい散歩道をのんびりと歩きながら、多度津ゆかりの文人たちの文学碑などを巡りたい。
ほたる見公園 満濃池周辺に生息する源氏ボタルの一種「まんのうボタル」を保護し、その姿を観賞するため、満濃池堤防のすぐ下に整備された。桜、ボタン、しょうぶ、あじさい、つつじなど、四季折々の花が楽しめる。満濃池へと続く遊歩道を行くと、文化庁登録有形文化財の満濃池樋門が見られる。
白鳥神社 白鳥神社・白鳥の松原には日本一低い山と呼ばれる御山[みやま]という山があり、その標高はわずか3.6m。明治時代の郷土史や旧白鳥町の都市計画図にも標高つきで記載のあるれっきとした山で、頂上には標柱が建立されている。また、白鳥神社社務所で登山証明書を受け取ることができる。白鳥の松原は「瀬戸内海国立公園」指定地。