歴史文化 独特な祭り文化と6万石
この地域は尾張国と三河国の国境地帯として栄え、特に西尾城は戦国時代の重要な拠点の一つでした。三河の守護である松平氏(後の徳川氏)の支配下にあったこともあり、江戸時代には江戸幕府の直轄地として栄えました。また、400年続く「西尾祇園祭」や「三河一色大提灯まつり」など個性的な祭りも多く、地元の伝統文化を守り次世代に継承しています。
西尾市歴史公園
六万石の城下町の威容を今に伝える歴史公園 江戸時代に西尾藩六万石の城であった西尾城は、鎌倉時代初期に足利義氏が築城した西条城が始まりと伝えられます。 西尾市歴史公園は、その一部を再建・復元した公園で、園内には本丸丑寅櫓(ほんまるうしとらやぐら)や二の丸の表門である鍮石門(ちゅうじゃくもん)、数奇屋風邸宅の旧近衛邸や椿の庭、京風庭園が美しい尚古荘などが見学できます。旧近衛邸では西尾名産のお抹茶を飲むこともできます。 令和2年に二之丸丑寅櫓及び屏風折れの土塀が完成しました。 また、一角には西尾城時代の資料が展示された西尾市資料館もあります。 ※入園無料
興味深い歴史と文化の宝庫
吉良上野介公と華蔵寺
水害から領地を守るため堤防(黄金堤)を一夜で築いたといわれ、人々から名君とたたえられた吉良公。その木造が、華蔵寺御影堂に先祖義安、義定像と並んで祀られています。
古書博物館岩瀬文庫
重要文化財をふくむ古典籍から近代の実用書まで、幅広い分野と時代の蔵書8万冊余りを保存・公開する書物の博物館です。日本の本の長い歴史やゆたかな文化について体験しながら学べるユニークな展示を行っています
国宝 金蓮寺弥陀堂
源頼朝が三河国守護足立盛長に命じて建立させた三河七御堂の一つと伝えられます。県内最古の木造建造物で、昭和30年に国宝に指定されました。