踊り子の里 旧港屋旅館 波浮港には現在も古い木造家屋の町並みがわずかに残り、港東側の界隈を「踊り子の里」と呼んでいる。丘中腹の旧港屋旅館は、資料館として当時のままの姿で保存・公開。『伊豆の踊り子』の旅芸人一座が芸を披露したことで知られ、華やかな往時の宴の様子を人形を使い再現している。千鳥破風入母屋造り、木造3階建の建物は風の強い大島では珍しい建築物。背後の丘上にある明治時代の網元の屋敷跡・旧甚の丸邸は石造り2階建て。なまこ壁の外壁や、島外から取り寄せた木材で組んだ梁や柱、大谷石の外塀など、豪勢な暮らしぶりを垣間見れる。
筆島 伊豆大島の誕生前、数十万年前までここで活動していた古い火山島の名残。火山活動を終えた島はやがて波に削られ、マグマの通り道で固まった硬い岩が海に取り残された。筆島の向かいの崖に見える灰色のスジは、マグマが大地を割り入った後(岩脈)。また、筆島を正面に見る筆島海岸は「東京の史跡名勝」「日本の渚百選」に指定されている。
忠犬ハチ公像 渋谷駅ハチ公口にある秋田犬の銅像。言わずと知れた渋谷での待ち合わせスポット。ハチは大正~昭和初期に生きた秋田犬で、急死した飼い主の東京帝国大学農学部教授・上野英三郎の帰りを渋谷駅の前で約9年間のあいだ待ち続けたという犬。昭和9年(1934)に彫刻家・安藤照による像ができたが、ハチはその翌年に死亡。像も第二次大戦の金属供出によって失われたが、昭和23年(1948)に安藤照の息子・士[たけし]によって再建された。