施設情報は取材時点のデータです。
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情報提供:JTBパブリッシング
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八重山諸島を望む位置に立つ石積みの遠見台。築造年代は不詳だが、琉球王朝時代の17世紀ごろに人頭税[にんとうぜい]などを徴収に来る船や、外敵を見張るために造られたという。近くには近年立てられた高さ18mの八重山遠見展望台があり、頂上からは360度のパノラマが満喫できる。周辺は自然公園として整備され、百数十種類の植物が植えられている。

多良間神社の入口から100mほど東にある、土原豊見親春源[うんたばるとぅゆみやしゅんげん]の墓。アーチ門のある石垣で囲まれた石積みの墓で、その形は沖縄で野辺送りのときに死者を運ぶ龕と呼ばれる葬具に似ている。西側の墓碑には7代目の子孫「春遊」が土原豊見親の偉業を称え、周辺を整備したと記されている。造営は18世紀初頭。この島に流刑にされた心海上人の手によってなされたものと考えられている。

塩川御嶽[うたき]は集落から離れた閑静な場所にある聖地。手前に延びる参道には、樹齢250年以上というフクギの古木がうっそうと茂る。美しいフクギ並木はおよそ650mにわたって続いており、その景色は壮観。フクギやイヌマキの老木が茂る御嶽の森も見事で、ともに沖縄県の天然記念物に指定されている。

切り立った断崖に囲まれた与那国島の中でも、東南部は最も厳しく、男性的な風景を持つエリア。荒い外海により気が遠くなるほどの時間をかけて造り出された奇岩が点在する。東崎からほど近いところでは、幾層にも分かれた断層を岩肌に見せるサンニヌ台がある。展望台からは、その名の通り軍艦のように見える軍艦岩が、今も波に洗われているのが見える。サンニヌ台から歩いて5分ほどの場所には、その岩の頂上から降りられなくなった若者が、神様に助けられたという伝説が残る立神岩が屹立している。

国道58号数久田交差点から車で山あいへ5分ほど進むと現れる落差20mほどの滝。周囲は夏でもヒンヤリとし、かつては国王も避暑に訪れたとか。

約280年前に建てられた豪農屋敷で、沖縄戦の戦災を免れて琉球王朝時代の民家構造を完全に残している。享保10年(1720)頃には地頭職であったため、士族屋敷の形式としての風格もある。ほかにもトゥングワとよばれる屋根裏部分を物置きに使用するために屋根が低くなっている台所や、フールとよばれる豚小屋などに特徴がある。中世の日本の家屋と中国の建築の影響が随所に見られ、琉球時代の裕福な農家の暮らしを今に伝えている。
