除夜の鐘(飛鳥寺) 蘇我馬子の発願で推古4年(596)に完成した、日本初の本格的寺院。1塔を3つの金堂が囲む大寺だったが、鎌倉時代に伽藍の大半を焼失した。鐘楼は境内にあり、除夜の鐘は23時30分からつくことができる。事前の予約は不要。先着300名に干支の絵馬を授与。1月1日0時より、本尊開帳勤行(参詣者自由参拝)。
おたいまつ(修二会) 17時から日中法要(薬師悔過)。19時からは大松明11本が桜花満開の境内を行道し、本堂の白壁がオレンジ色に輝くさまは古代に戻ったような風情。本堂では、桃の生花、南天、灯明の明かりで薬師如来の顔が浮かび上がるなか、天平時代から伝わる法要が営まれる。東大寺の二月堂修二会を始めた実忠和尚の御歯塔があるため、現在も東大寺から僧侶が出仕して行われており、長い歴史がある。※駐車場がないため公共交通機関の利用を推奨