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武田信玄の叔父で、戦国時代にこの地を治めたことから勝沼氏を名乗った五郎信友[ごろうのぶとも]の館跡。当時の交通の要衝であった。建物は残っていないが多くの遺構がある。広大な敷地の一部が整備され、史跡公園になっている。

養老2年(718)、行基の創建と伝わる古刹。鎌倉時代建立の檜皮葺きの薬師堂(国宝)で名高い。本尊の薬師如来が行基の夢枕に立ってブドウ栽培をすすめたとの伝説もある、勝沼にふさわしい名刹。民宿併設。宿泊6458円～。住職が葡萄から醸造まで手掛ける自家製ワインもある。720ml 1500円。

大菩薩峠の登山口近く、奥多摩と塩山を結ぶドライブルート沿いに立つ温泉施設。山を背にした小高い丘の上に立ち、城砦のような番屋門が迎える。男女別の大浴場には、ジャクジー、寝湯、源泉風呂、サウナがある。露天風呂は、晴天時には南アルプスも眺望できる展望のよさで人気だ。泉質はアルカリ性単純温泉で、肌がツルツルになると評判。大広間やじゅうたん敷きのホール、地域特産物販売コーナーがある。

標高1897mに位置する大菩薩峠は、中里介山の長編小説の舞台として広く知られている。稜線からは富士山や南アルプスなどの山並みが一望でき、山肌には数多くの高山植物を見る事ができる。首都圏からのアクセスが良く、家族連れからベテラン向けまでルートバリエーションが豊富な山として年間を通して多くのハイカーが訪れる。

日川の渓流に臨んで立つ、山懐に抱かれた市営の日帰り温泉施設。自慢はなんといっても、強アルカリ性の泉質そのもの。浴室は男女を交替する2カ所。一方の浴室の壁には武者絵が描かれ、武田氏終焉の地となった歴史を感じさせる。周囲を森が包む露天風呂は開放感いっぱい。軽食コーナーなどもある。

信玄公菩提寺の恵林寺から徒歩1分の場所に立つ、作りたての創作菓子を買える菓子店。餅をこし餡で包んだ甲斐福餅8個入り900円～は小豆(通年)と梅(春)・栗(秋)の3種類がある。秋には甲斐の伝統銘菓、月の雫もお目見えする。体に良い商品を提供する「信玄十穀屋」ブランドでは、自家製のクッキーやマドレーヌが人気。

長い伝統と確かな技術をもち、少量生産ながら上質なワイン造りで定評のある家族経営のワイナリー。代表銘柄「かざま甲州」(1540円)は、酸と甘さの好バランスで切れが良く、多くのファンを持つ人気の白ワイン。江戸期の土蔵を蘇えらせた直営のワイン・カフェ「古壺」では、食事やデザートとともに、全銘柄がリーズナブルに味わえる。建物は国登録有形文化財に指定されている。

さくらんぼ狩りのエリアは第1～第3農園に分かれており、いずれも雨よけハウスとなっている。扱う品種も多く、全部で約20種類。ハウスごとにそれぞれ8種類ほどの品種を食べ比べることができる。種類ごとに異なる味わいを楽しもう。

例年、6月上旬～下旬のさくらんぼ狩りでは、土作りからこだわったおいしい実を摘み取ることができる。品種は佐藤錦が70％ほど。雨除けがあるので雨天でも心配無用だ。40分食べ放題2200円。ぶどうやスモモ、干し柿などの販売もあり。

桃狩りは日川白鳳、なつっこをもぎ取り3個、試食2個ついて2200円で楽しめる。また、さくらんぼは定番の佐藤錦をはじめ、早生から晩生まで10種類以上揃い、常に旬のさくらんぼが味わえる。すべて雨除け施設のため雨天でもOK。30分食べ放題2200円。公式サイトより予約で割引あり。安心安全な栽培方法で育てた大粒のサクランボ狩りができる。