常高寺

晩年の常高院(お初)が両親と夫・京極高次を弔うため発願して建立。4m以上もある常高院の墓石は350年以上たった現在も残っている。常高院に仕えていた7人の侍女の墓もある。

晩年の常高院(お初)が両親と夫・京極高次を弔うため発願して建立。4m以上もある常高院の墓石は350年以上たった現在も残っている。常高院に仕えていた7人の侍女の墓もある。

かつて小浜藩を治めていた酒井家の墓所がある空印寺には、人魚の肉を食べて800歳まで生きたという、伝説の八百比丘尼も祭られている。敷地内には比丘尼が入洞した洞窟もある。拝観前には要問合せを。

創建は天智天皇の時代と伝わる臨済宗の古刹。江戸初期に作庭された県指定名勝の庭園では、梅雨時にモリアオガエルの産卵が見られる。大日堂と呼ばれる堂内には、木造大日如来坐像と木造不動明王立像が安置されており、いずれも平安時代に作成されたという国指定重要文化財。

雲城公園内にある自噴井戸。雲城水は地下30mから湧き上がる地下水で、地元で愛飲されているだけでなく、遠方からもわざわざ水を汲みに来る人がいるほど。時には10~15分の待ち時間がでる場合もあるとか。近所の和菓子店では、雲城水で冷やした小浜名物のくずまんじゅうも販売。

奈良・東大寺の春の行事「お水取り」。その際に汲み上げられる神聖な水は、ここで毎年3月2日に行われる「お水送り」神事により送り出された“御香水”なのだとか。約10日かけて地下を流れ、東大寺二月堂の若狭井に湧き出るといわれている。

天保年間(1830~1843)ごろから栽培され始め、三方五湖周辺の特産品となっている梅の加工と販売を行っている。栽培地名から西田梅ともいわれている。種が小さく、果肉が厚い梅で、梅干用の紅映[べにさし]と梅酒用の剣先の2種類ある。無添加の梅干し330g1000円~、梅ワイン1100円~など。オリジナル商品も数多く並ぶ。

三方五湖は、福井県美浜町と若狭町にまたがる三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖のこと。ラムサール条約湿地に登録されている自然豊かな湖群で、五湖のうち最も大きい水月湖[すいげつこ]と最も小さな菅湖[すがこ]を湖上から楽しめるのが若狭町観光船レイククルーズ。大人2名以上で出航し、小型犬なら一緒に乗船できる。海山[うみやま]桟橋発着で所要は約40分。蒸気船をイメージした双胴船形式の船のおすすめの席は、爽やかな湖の風が感じられる2階のオープンデッキ。1階は冷暖房完備だ。

三方五湖のひとつ水月湖の畔にある湖上館パムコの館主・田辺さんが主催。若狭湾と三方五湖をメインフィールドに、子どもから大人まで楽しめる多彩な自然体験プログラムを実施する。カヤックツアーは3月~11月末まで開催。

三方湖畔に面した絶好の眺望を活かして、日本海側有数の野鳥スポットである三方湖の自然を観察することができる施設。相談員が常駐し、福井県の里山里海湖に関する研究の紹介や、生きものに関する相談受付をしている。里山里海湖に関する書籍の紹介コーナーや、松ぼっくりやどんぐりなどを使ったクラフト体験コーナー(団体は要予約)などもあり、気軽に利用できる。季節ごとに里山里海湖の人の営みを題材とした自然や文化を楽しむイベントも企画。

国指定の名勝「三方五湖」に隣接するパーキングエリア。上り線PAと下り線PAが隣り合っている上下線集約型のPAで、施設は両方で共用。下り線の敷地内に展望台を設けており、ラムサール条約指定湿地の三方五湖のひとつである三方湖を一望できる。舞鶴若狭自動車道の沿道、国道27号に店舗を構える老舗洋菓子店のバームクーヘン「若狭バーム」は、おみやげにおすすめ。地元産の「もみじ卵」を使い、どこか懐かしい味わいが魅力。