長岡天満宮 学問の神様として信仰される、菅原道真公を祀る神社。キリシマツツジの名所として名高く、道真公が大宰府に左遷される際、名残を惜しんだ地といわれている。現在の社殿は、昭和16年(1941)に平安神宮の旧本殿を移築したもの。広い境内には八条ケ池が広がる。
乙訓寺 開創は推古天皇(592~626)のころといわれ、乙訓地方きっての大寺であった。藤原種継[たねつぐ]暗殺事件に連座した早良[さわら]親王を、兄の桓武天皇が幽閉した所としても知られる。応仁の乱で荒廃したが、元禄8年(1695)徳川綱吉の援助で再興した。「幽愁の毘沙門天」との異名がある像高1mの立像は国の重要文化財。手入れの行き届いた境内は白モクレンと花が美しく、4月には約1000株のボタンが咲く。
愛宕神社 全国にある愛宕神社の総本宮といわれ、元愛宕と呼ばれ親しまれている。鎌倉時代に建立されたという本殿は国指定重要文化財。祭神は火の神・火産霊命[ほむすびのみこと]と伊邪那美命、大国主命で、4月24日に斎行される鎮火祭が有名。
観音寺 のどかな里山の景観に溶け込んで佇む。天武天皇の勅願で義淵[ぎえん]僧正が開基、聖武天皇の願いで良弁僧正が伽藍を増築したという。本尊の十一面観音立像(国宝)は天平16年(744)に安置。天平時代後期に盛んに作られた木心乾漆像で、華やかな天平の息吹を今に伝える。奈良・興福寺の別院でもあったため藤原氏の庇護を受けて隆盛したが、中世に焼失。現在は本堂(大御堂)だけがひっそりと立つ。