倉敷物語館

倉敷市が平成21年(2009)4月に開設した観光施設。倉敷の歴史などを紹介する展示室、休憩所、コインロッカーがあり、和室や会議室の貸館もできる。

倉敷市が平成21年(2009)4月に開設した観光施設。倉敷の歴史などを紹介する展示室、休憩所、コインロッカーがあり、和室や会議室の貸館もできる。

江戸時代後期の米倉を改装した倉敷民藝館は地元倉敷のほか、世界各国の陶磁器や漆器、木工品、石工品、織物など、暮らしの中で使われる丈夫で美しい品々を常時約600点展示している。所要20分。1階にあるショップでは、倉敷ガラスや花むしろ、備中和紙など、「用の美」を備えた商品が数多く並ぶ。

江戸末期の商家の米蔵を利用した白壁となまこ壁の建物。吉備を中心とする、岡山県下で発掘された石器・土器などの出土品や生活用具など約300点を時代別に展示。所要30分。

蔦[つた]で覆われた赤レンガの建物が印象的。明治22年(1889)に建てられた旧倉敷紡績所(現クラボウ)の本社工場を再開発した複合文化施設。施設内にはホテル、レストラン、体験工房などがある。

大原家の別邸として昭和3年(1928)に創建された。大原美術館の本館と同じ建築家・薬師寺主計の設計で、欄間や襖の取手のデザインは、洋画家の児島虎次郎が手掛けた。春・秋の有隣荘特別公開の際に入館できる。

倉敷紡績(株)、(株)クラレを創業、大原美術館を設立するなど、倉敷の発展の礎を築いた大原家代々の当主が暮らした家。国重要文化財。約660坪の邸内には石畳に沿って並ぶ倉群、静寂な日本庭園など外観からは窺い知れない風景が広がる。大原家の貴重な貯蔵品に加え、現代的なインスタレーションで大原家と倉敷の歴史を紹介するほか、大原家の蔵書に囲まれたブックカフェではオリジナルコーヒーを、庭を臨む離れ座敷では抹茶も楽しめる。

国の重要伝統的建造物群保存地区。白壁や格子窓の町家や蔵が並び、大正15年(1926)に架け替えられた今橋や、昭和34年(1959)頃に復元した常夜灯などがしっくりとなじんでいる。美観地区の歴史やみどころを詳しく知ることができるボランティアガイドあり。夜間は倉敷川畔を中心に景観照明を実施。ほのかなあかりに包まれ、幻想的に浮かび上がる町並みを楽しめる。点灯時間は日没~21時(4~9月は~22時)。

倉敷美観地区の本町通りに面して立つ鉄筋コンクリート造り2階建ての西洋建築の建物。大原孝四郎が設立した旧倉敷銀行本店の跡地に、大原孫三郎によって建築された第一合同銀行倉敷支店で、大正11年(1922)の完成。設計は倉敷ゆかりの建築家薬師寺主計。ステンドグラスの窓や、前面・側面に柱をもつルネサンス様式の建物は、市の重要文化財となっている。平成28年(2016)まで中国銀行倉敷本町出張所として使用されていたが、現在は外観見学のみ可能。

標高37mの鶴形山に鎮座し宗像三女神を祀る倉敷の鎮守。境内の絵馬殿からは美観地区を一望できる。境内北側にある阿知の藤は岡山県指定天然記念物、また、倉敷市花に制定されている。曙藤という品種の中では日本一古く大きいものであり、樹齢は300~500年とも言われてる。5月には藤見の会が開催され、お茶席や藤棚の下で雅楽演奏等も行われる。10月の秋季例大祭は、土曜に祭典、車輌巡幸・神賑いを行い、翌日曜には200人余の御神幸行列が御神輿と共に市街を巡行する。

『森の唄』で知られる倉敷ゆかりの文化勲章受章日本画家・池田遙邨[ようそん]の作品を中心に、寺松国太郎、満谷国四郎ら郷土ゆかりの作家の作品を多数所蔵。所要30分。