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大講堂

延暦寺東塔にあり、昭和38年(1963)に坂本の讃仏堂を移築したもので、法然、親鸞、栄西、道元、日蓮ら比叡山で修行し、各宗の開祖となった僧の等身大の木像を安置する。

浄土院

延暦寺開祖である伝教大師最澄の廟所で、山内第一の聖域。古木に包まれたあたりは静寂が支配し、厳粛な気持ちにさせられる。堂内は非公開。

常行堂・法華堂(弁慶のにない堂)

延暦寺西塔の見どころの一つ。宝形造の2つの建物は渡り廊下でつながって並び立っており、「弁慶のにない堂」と呼ばれる。力持ちの弁慶が、この渡り廊下を天秤棒にして2つの堂を担いだとの伝説による。このお堂では90日間におよぶ修行が行われる。堂内は非公開。

釈迦堂(転法輪堂)

延暦寺西塔の中心となる堂。最澄自作と伝わる本尊釈迦如来を安置することから、一般に釈迦堂の名で呼ばれる。信長の焼き討ち後の文禄4年(1595)、豊臣秀吉により近江の園城寺(三井寺)の金堂が移築されたもの。鎌倉時代の建築で、山内では最古の建物。

慈眼堂

滋賀院門跡の上にある恵日院境内に立つ。信長による焼き打ちのあと、延暦寺の復興に尽力し、家康をはじめとした江戸幕府に仕えた慈眼大師天海[じげんだいしてんかい]を祀る廟所で、本尊木造慈眼大師坐像は国指定重要文化財。境内には家康や紫式部の供養塔、江戸以降の天台座主の墓のほか高島市の鵜川四十八体石仏のうちの13体などが並ぶ。

滋賀院門跡

元和元年(1615)、天海僧正が建立。天台座主の御座所だったことから、滋賀院御殿とも呼ばれていた門跡寺院。高い石垣と白壁が特徴で、約2万平方mの敷地内には宸殿[しんでん]、書院、庫裡[くり]などが並んでいる。宸殿の西側には、小堀遠州の作庭と伝えられる池泉観賞式庭園がある。桃山時代の金碧画『桜之図』をはじめ、渡辺了慶の障壁画など貴重な文化財も所有。

西教寺

聖徳太子の創建と伝えられる天台真盛宗[てんだいしんせいしゅう]の総本山。信長の比叡山焼き打ち後、坂本城の城主となった明智光秀の尽力により復興した。入母屋造の本堂(重要文化財)、桃山様式を伝える客殿(重要文化財)、小堀遠州作庭の客殿の庭などみどころも多い。

根本中堂(総本堂)

東塔の中心であるだけでなく延暦寺の総本堂で、最澄が創建した一乗止観院の後身。現在の建物は織田信長の比叡山焼き討ち後、寛永19年(1642)に徳川家光により再建された。単層入母屋造、正面37m、側面24mの堂々とした建築。本尊薬師如来像の前には「不滅の法灯」が、開山以来1200年にわたり灯され続ける。

公人屋敷(旧岡本邸)

上坂本・下坂本・葛川の寺領を有する延暦寺に仕え、行政に携わった山門公人衆。この公人衆が江戸時代に住んだ屋敷を見学できる。主屋は表門や米蔵などのある大型民家。大津市指定文化財に登録。

旧竹林院

比叡山で厳しい修行を積んだ僧侶たちが隠居坊として暮らした延暦寺里坊の一つ。邸内には、八王子山を借景に滝や築山を配した約3300平方mの回遊式庭園が広がる。その中に2棟の茶室とあずまやが佇み、たっぷり植えられた木々、手入れの行き届いた苔が四季折々しっとりした風情をかもしだしている。庭園は国の名勝に指定されている。

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