植田屋荒物店

竹や木材を使った「荒物」の店。昔はどの町にも1軒はあったが、今では少なくなってしまった。ざるやおひつなど現代の生活でも使えるアイテムを探してみよう。

竹や木材を使った「荒物」の店。昔はどの町にも1軒はあったが、今では少なくなってしまった。ざるやおひつなど現代の生活でも使えるアイテムを探してみよう。

明暦3年(1657)創業の和菓子の老舗。季節感を大切にした和洋菓子を生産・販売している。地場産のサツマイモを使った芋ようかんや落花生入りの楽菓もなかなどは佐原みやげにも最適だ。芋羊かん1本800円(税別)、楽菓もなか5個入り800円(税別)。

天和年間(1681~83)創業の老舗の蔵元。清酒のほか、昔ながらの製法で深い甘みとコクを醸し出した、みりんも醸造・販売している。清酒は、平成31年(2019)全国新酒鑑評会入賞の大吟醸海舟散人720ml 3626円、減農薬栽培米を使用した純米吟醸すいごうさかり720ml 1624円などがある。みりんは、最上白味醂600ml 845円。

文政8年(1825)創業の酒蔵。元来この一帯は、水郷の良質な水と早場米に恵まれたところ。この地の利を活かし、多くの銘酒を世に出している。なかでも、全国新酒鑑評会の金賞を17回受賞した大吟醸・叶[かのう]720ミリリットル4200円は山田錦を使い、フルーティな味わいで人気。ほかに契約栽培米を使った純米吟醸酒卯兵衛[うへえ]の酒720ミリリットルなどがある。工場での酒の製造工程の見学や試飲も可能。

大正末期創業。魚介類の佃煮や甘露煮の専門店。佐原名物の一つすずめ焼の名は、小ブナを背開きにして串に刺した姿がスズメに似ているところから。現在は、背開きせず目刺しのようになったものもすずめ焼という。丸1串120円、エビの鬼ガラ焼1串140円。いずれも秘伝の甘辛のタレをつけて、香ばしく焼かれている。

天保3年(1832)建築のよろい戸、千本格子の残る店舗は、江戸時代の商家を彷彿とさせる。名物のいかだ焼は1串200円~。数匹のワカサギを串に刺した形が、筏のように見えるのでその名が付いたという。すずめ焼2串270円、小エビなどの各種佃煮540円~もある。

江戸時代の創業当時からゴマ油を製造・販売。製造工程は昔ながらの手間隙をかけたもの。まず良質の白ゴマを伝統的な玉絞め圧搾の技術で搾り、一番搾り油をゆっくり和紙でろ過。こうして出来上がったゴマ油は上品な風味と味があり、澄んだ色にいかにも伝統の技を感じさせる。自慢の純正胡麻油は180g650円~。

明治時代より日用品を扱っていたという商家で和紙やお香、線香などの店を営む。風流な格子戸を抜け、お香の香り漂う店内に入ると和雑貨がずらり。おみやげにぜひ。

明治27年(1894)建築の3階建の土蔵で千葉県有形文化財に指定されている。レトロな和雑貨や佐原の大祭山車のミニチュア、手ぬぐいなどのお土産にぴったりなアイテムが揃う。3階は中村屋のミニ博物館で、連鶴を展示しているので必見だ。

古くから栄えた水郷の町で、江戸時代に『大日本沿海興地全図』を著した伊能忠敬の出身地。重要伝統的建造物群保存地区に選定され、日本遺産に認定された小野川沿いには、かつて灌漑用水を送った樋橋(ジャージャー橋)が架かり、小江戸さわら舟めぐりで江戸風情が残る町並みを舟から眺めこともできる。